昨年の1月にNTT東日本の室内ブルペンのマウンドに上がって以来の、投球練習。「ボールパーク柏の葉」の室内ブルペンのマウンドへ上がる。今回の重点テーマは、軸足の使い方で、前方への体重移動をいかに旨くスムーズに、効率的効果的に行うかということ。ニューバランスの大谷翔平シグネチャーコレクションの金具スパイクが華を添える。
マウンドから見渡す景色が大好きなんだと改めて再認識する @NTT船橋グラウンド - 246blog
ピッチャーマウンド
マウンドの高さは世界標準のルールで25.4cmと規定されていて、ホームベースの高さより25.4cm高くなっている。
高い所から低い所に向かってボールを投げる事で、位置エネルギーが働き、ボールが加速し、威力が高まる。また、マウンドの傾斜に沿って体重が移動(並進運動)することで推進力が増す。そして、前足が地面に着く事がブレーキとなり、骨盤が止まり慣性の法則によって上半身(胸、腕)の力が前方へ吐き出される、というのがマウンドからの投球の仕組みのはずだ。
今回一番気にして臨んだ軸足の使い方。軸足で立った中でバランスを打者側へ傾けつつ、打者側への体重移行を感じながら軸足に力を入れて、打者側への体重移動をより強く推進させる。右膝が少し曲がるが、その場合でもつま先より膝が前方に出ないようにし、溜めた力が前方や下方へ分散されてしまわない(打者側に行く)ように留意した。
合わせて、軸足の全指で土を捉えるようにしっかり地面との感触を意識して小指側から親指側への体重移動を感じて勢いを付けるイメージを持った。
”FuelCell Ohtani 1”デビュー
本気の投球は、15球程度×2セットの30球程度で、足の付け根の鼠径部に張りを感じるのと、息が上がって汗だくなのとで、Give up!
本日の球速は、MAXで108km。1年半前の球速を上回っているのは、軸足と股関節を意識して使えた効果かな、と満足する。
今回は主にセットポジションでの投球だったが、ワインドアップにも拘りたいし、試合ではクイックでの投球も必要になると思うと、身体の至る所の使い方は元より、いやはや投球行為の奥深さよ。そして直球だけじゃなくて、球の握りを変えて変化球を投げようとすれば、より深淵な世界が待っている。