応援するのに他に理由がいらない、地元にあるチーム。年齢を重ねるにつれその感慨は強くなっている気がする。Bリーグに所属する「千葉ジェッツふなばし」は、2016年のBリーグ参入とともにホームタウンを船橋市に、ホームアリーナを船橋アリーナに定めている。
船橋アリーナ
船橋アリーナ(船橋市総合体育館)は、市の「スポーツ健康都市宣言」の一環でバブル期に計画され、30年以上前の1993年(平成5年)に開館していることから、リーグ屈指の観客動員を誇る「千葉ジェッツふなばし」は、2024年春に、「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(南船橋駅前、ららぽーとTOKYO-BAYの近く、収容規模10,000人)の開業を予定しており、船橋アリーナでの観戦も見納めが近くなってきた。
試合中は、ジェッツが攻撃時に流れ続ける『Let's Go』(Calvin Harris featuring Ne-Yo)という曲に合わせて、「Go!JETS!」と連呼する応援スタイルなのだが、次女が恥ずかし気も無く真剣な叫びで応援してくれるので、筆者も一緒になって応援する(子供の頃の家族の思い出の一つになってくれるといいな)。
特別な夜
そして、この日が特別なのは、昨年の定期演奏会も観賞している、習志野高等学校吹奏楽部が応援に駆け付け、船橋アリーナが美爆音に包み込まれることである。神曲の域に達しているであろう『千葉ジェッツの歌』、映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌で、バスケと馴染み深いものとなった感のある『第ゼロ感』(10-FEET)と合わせて、習志野の定番曲『レッツゴー習志野』を再び生で聴けて感無量である。
千葉ジェッツ公式YouTubeジェッツチャンネル
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圧倒的な試合展開で、第4Qには現役高校生ながらBリーグデビュー(ユース育成特別枠)している関谷間(17)も観れて、あらゆる当事者の熱量がその場に集まって渦巻いている感覚、テレビ観戦では映らない場面を自分自身のアンテナで観ることが出来るといった、現地生観戦の魅力を十分に堪能した夜になった。
プロスポーツチーム発の興奮や感動を中心に、そこへ協力するあらゆる方面の地域に根付いた人々の輪の拡がりが感じられるのも地元愛にシナジー効果を発揮している気がする。