千葉3大ラーメンの一角、アリランらーめん
アリランらあめん(商標登録は「アリランらーめん」のようだが、お店のホームページのタイトル的には「アリランらあめん」と記載されている。ちなみにサイト内に記載のあるメニュー名は「アリランラーメン」となっていて、正式名称がややこしいことになっている感有り)は、現在はカップ麺としても販売されていて、そのパッケージには「千葉3大ラーメン」と銘打たれている。
「八平の食堂」店主の古市豊さんによって編み出された、醤油ベースのスープにたっぷりの玉ねぎ、にんにく、ニラが入り、最後に自家製ラー油を合わせたビリ辛スープがクセになる一杯、とカップ麺には記載されており、本店の八平の食堂(長生郡長柄町)と、らーめん八平(長生郡長南町)と二店舗ある。
出会いから11年、通算10度目の訪問
手元の記録では、アリランらあめんとの出会いは近くの笠森観音に参拝した際に寄った2011年で、本店の「八平の食堂」「らーめん八平」と2019年まで市原市にあった「らーめん味覚」の3店舗合わせて今回の訪問は前回の訪問から2年9ヶ月ぶりの10度目となる。
なんと言っても最大の特徴は、その行き辛さにあるとも言っていい。2019年まではまだ行きやすい市原市にも店があったが、今は無い。気軽に食べに行くということは叶わず、気合を入れて臨む必要がある。車での遠距離ドライブに加えて店舗では順番を並んで待つ、という一連の段取りを踏んで、やっと食せる、やっと感、ある主の達成感を伴なわせる(コロナ禍における対策も加わって順番待ちの長さはより長くなる傾向にあるかもしれない)。
今回は長生郡長南町のらーめん八平に向かったが、家を出て店に着くまでに凡そ2時間、店に着いてからは1時間40分待ちの計3時間40分、あたかも一大アトラクションに臨む心地だ(家に帰るのにまた2時間かかることになる)。
大満足のアリランチャーシュー大
だが、これだけの時間と労力を捻出してもそれだけの価値があると思わせる一杯であることは間違いない。お薦めは「アリランチャーシュー大」(1,400円)だ。10度目の今でこそ舌に馴染んでいるが、初めて食した時に感じた”パンチの効いた味”と、惜しみない量のにんにくと玉ねぎのざく切りっぽい”ゴロつき感”は衝撃だった。
濃口のにんにく醤油にニラの風味、後から玉ねぎの甘さが包み込んで来つつも、辛味で引き締められるというような感じになるわけだが、これが麺に絡んで丁度良い按配になる。麺は自家製麺を使用、長さは気持ち短めになっていて、一口で麺をすすり易い。チャーシューもスープと相性良く馴染んでいて厚みや脂身も有り食べ応えも十分だ。
今回も大満足の一杯でした。正に”Amazing Meal”の名に相応しい。