大学1年次にサークルの先輩から貰った”WOODS(ウッズ)”のショルダーバックが27年間の使用に耐え兼ね、とうとうほころび始めてきてしまった。ファスナーを締めても破けているため中身が露呈してしまっており最早使用には堪えない・・・。
堅牢極まりない”WOODS(ウッズ)”
”WOODS(ウッズ)”は、1885年にカナダの首都オタワにてジェームス・W・ウッズが創業した、130年以上の歴史を誇るカナダを代表するアウトドアブランド。
フォーマル(スーツ着用時)でもプライベートでもわりと気にせずに使用出来たので重宝していて、こう長い間使用していると、体の動きがこのバックの使用感に完全に馴染んでいる。
なので、まあここまで使い倒してきたわけだし、新しいものを買ってもいいのだが、愛着もあるので、まずは修理出来るものなのか鞄の修理屋さんに相談してみたところ、破けた部分を直すことは可能だが、修繕後は以前の丈夫さは保てない(また破けてしまう可能性がある)、ナイロン製なのでこすれによる変色は戻らない、修理費用は7,000円は下らない、とのこと。
「Project333」もどき
筆者は、アメリカのミニマリスト、コートニー・カーヴァーが提唱した「Project333」に感化されて、服を始めとする身に着ける物や身の回りの物は極力買わない(というよりは、真に必要かつ惹かれた物のみ買う)ことを2nd Lifeの一つのテーマにしており、在りたい自分に気付き近づくための一つの手段としてゆるやか~に実践しつつある。
2nd Life開始(2022年)以降の1年半くらいで、59.5アイテム(小数点なのは、靴下が片方しかないものがあったため)を、H&Mのサステナブル活動か実家(両親が着る)へ持ち込んでいる。その間に購入したアイテムは、4アイテム(Tシャツ×2、ウィンドブレーカー、靴)のみと2nd Life以前に比べると極小になっている。今回、鞄を買うことになれば5品目になる。
生活のあらゆる場面で「より少ない」を実践していったところ、実際には「もっと」豊な生活を送れるようになりました。「より少ない」生活は何かを犠牲にすることではなく、一番大切なものを発見する旅になったのです。
『もう、服は買わない』(著者:コートニー・カーヴァー(Courtney Carver)、訳者:栗木さつき、発行所:ダイヤモンド社、初版:2020年12月15日)
次代のギア候補
筆者にとってのショルダーバック(肩に掛けて持つ鞄)の使い勝手の前提としては、概ね下記の2点になる。
- 生活全般(スーツ着用時でもプライベートでも)で常時使える
- 日常生活での使用の際のバッグの中身は、長財布、小銭入れ、携帯電話、手帳、iPad、文庫本、鍵、煙草、ライター、ボールペン、といった感じで多くもないが少なくもない。
エントリーNO.1:”WOODS Field(ウッズフィールド)”
最初に候補となるのはもちろん、ここまで丈夫で長年愛用してきた”WOODS”になるはずだったが、30年近くも前の商品なので、当然同じようなものは売っていなく、ネットであるのはデザインが大幅に変わっている。実物をこの目と手で見て触ってから購入したいため、販売している場所を調べてみたが、オンラインストアはあるもののどうも直営店は無い模様。
たまたま出歩いていた中で、”WOODS Field(ウッズフィールド)”(WOODSをより身近に、日常に寄り添ったファミリーライン)というものを見つける。
WOODSなので造りはしっかりしているのだろうと思えるのと、値段も手頃な4,000円程度となかなかの琴線への触れ具合だ。
エントリーNO.2:”AVIREX(アヴィレックス)”
アメリカ空軍の御用達として1975年発足の”AVIREX”。アメリカ空軍のフライトジャケットMA-1をモチーフにしたミリタリー感あふれるメッセンジャーボディバッグ。
”AVIREX”商品は、まだ一度も購入したことがないながらも以前から気になっているブランドである。軍御用達なら造りも万全だろうと勝手に思えているのと、程良い大きさやデザインにも惹かれている。高品質でタフなポリエステルツイル×ターポリン素材(横断幕等に使用される)を使用しているという。
こちらも会社帰りに立ち寄った店で実物を見ることが出来て、値段は7,500円程度とWOODSの修理代より安く済みそうだ。
エントリーNO.3:”BRIEFING(ブリーフィング)”
こちらはネットで初めて知ったブランド。1998年に日本の株式会社セルツリミテッド(現:株式会社ユニオンゲートグループ)が立ち上げたラゲッジブランドで、日本企画でありながら、アメリカで生産していること、それも立ち上げ当初から実際に本物の軍需工場で製造されているという特異性に惹かれてしまう。
ナイロンの7倍の耐久性を持つといわれるコーデュラナイロンを使用する等、強靭なパーツや最高峰の技術を用いた本格的なミル・スペックを追求し、常に『耐久性のある機能美』を意識して開発されているとのこと。ビビッドに訴えかけてくるものを感じる。
残念ながら千葉県には直営店が無いため(木更津にアウトレット店はあるものの)、丸の内(丸ビル)まで足を運んで実物を確認する。
さて、一旦それぞれのエントリーへの興奮は置き、ネットでの賢い(クーポンやポイントを利用した)買い方を探っていくとしようか。