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グランヴォースパヴィレッジにて初めてのグランピング、大人の愉しみを知る

 「グランピング」という響きに憧れて、ウィッシュリストに書いた早々に、ネットで千葉県内を条件に検索して、長生郡長柄町はリソルの森の中のグランヴォースパヴィレッジを予約。本記事は、初のグランピングの体験記です。

文字通り魅力的なグランピング

 グランピング(Glamping)とは、英語で魅力的な、魅惑的な等を意味する「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語で、直訳した「魅力的なキャンプ」という意味として使われています。

 テント設営やキャンプ用品、食材や食事の準備などが予め用意されていて、中にはホテルのように、お風呂やエアコン等も完備されていたりして、気軽に豪華なキャンプを楽しめる「良い所取りの自然体験」といった感じです。

 ホテルに泊まって夜はBBQといったこともこれまで何回かやって来たような気もするが、より自然の中で過ごすことを重視したスタイルのことなんだろうか。定義は曖昧で、ホテル泊だろうがキャンプの要素と思う部分が入っていればグランピングと呼ぶことにしよう。

 気軽で、煩わしさが無く、安心して、快適に過ごしながら、キャンプのような自然の中で過ごしてる感が得られるということで、文字通り魅力的だ。キャンプにはトキメキを覚えるものの、実際にやるとなると色々と億劫になってしまう筆者にはドンピシャで刺さってくるのである。

グランヴォースパヴィレッジにチェックイン

 キャンプだといってもさして主だった持ち物も無く(虫除けスプレーと蚊取り線香は持参)、実家に泊まりに行くような感じで車を走らせ、リソルの森内のグランヴォースパヴィレッジにチェックイン。

グランヴォースパヴィレッジ敷地内にはウェルカムの焚火(2022.3.26訪問)

 竹串に刺したマシュマロを焚火で炙って食べるのが到着時の慣習のようで、子供達は早速やっている(もちろん竹串とマシュマロのセットは購入する)。テントに用意してあったコーヒーを飲みながらゆっくりと空間の雰囲気を味わう(コーヒーは何杯でも無料)。

ヴィレッジの反対側が見渡せるデッキ

テント泊のワクワク感と優雅さの両立

 初めてのグランピングということで、まずはテント泊と決め込んで乗り込んだわけだが、今晩宿泊するテントには、既にBBQのセットが用意されている。何でも揃った秘密基地のようでワクワクする、しかもこれから食事も運ばれてくるということなので、快適さここに極まれりといった感じで、優雅な気持ちになる。

今夜の宿泊場所(テント)

 テントは、見栄えは木の柱のようになっているが鉄の支柱で作られていて頑丈そうだ。中はエアコンが完備されており、家族4人がゆうにくつろげるスペースがあるが、寝床(ベッドスペース)は2人分で、それ以上はキャンプコットと言われる簡易なベットに寝袋が用意されている。子供達は寝袋が始めてなので興味深々の中、率先してコットを自分達の寝床としてくれる。

テント内の雰囲気

 陽が沈むと辺りのテントのおぼろげな明かりが点々とした独特の雰囲気になり、日常にはないいわゆるキャンプ的な居心地が味わえる。ここの施設は何かとスイスと繋がりがあるようなので、BBQをしながらスイスワインを1本空ける。

陽が沈んだ後のグランヴォースパヴィレッジ

 雨模様の天気だったので、夜間は雨音が激しく何回か起きることになったがこれもキャンプならではの自然の音なので問題無し。

 朝食も一人一つのバスケットでサンドイッチとスープが用意されている。優雅であることこの上無し。

個人別にバスケットで用意された朝食

 トイレやお風呂も完備されているが、移動の際の歩道がウッドチップで舗装されており、水はけも良いし歩く時の柔らかさが癖になる快適さだ。

ウッドチップが敷き詰められた敷地内の歩道

敷地内施設も快適に堪能する

 お風呂は、敷地内に「紅葉乃湯」というナトリウム炭酸水素塩泉でpH8.0のアルカリ性の温泉施設(露天風呂有り)が併設されていて、申し分無い。また、敷地内には旧スイス大使館を移設したという建物があり昼食等で利用出来る。

グランヴォースパヴィレッジに隣接する翠州亭(旧スイス大使館)

 チェックアウト後は、リソルの森の中にあるアスレチック施設のターザニアに寄る(予約要)。専用のハーネスを着用して、樹から樹へと空中を移動していく森林冒険施設だが、子供騙しと侮る無かれ、ズボンはすっかり土で汚れ運動不足の筆者には心地良い運動にもなった。

リソルの森の中にあるターザニア

 今回は家族4人の工程全て合わせて15万円程度の費用がかかり、自前のキャンプ(グランピングではないキャンプ)の費用のもしかすると何倍かになるのかもしれないが、気軽で、煩わしさが無く、安心して、快適に過ごしながら、キャンプのトキメキを感じられるグランピングにはそれだけの価値があり、大人の愉しみ方の一つになる思う。