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2nd Life from46

癖になるライト豚骨醤油「金龍ラーメン」(大阪ミナミを代表する老舗ラーメンチェーン)

 3年ぶりの大阪。立ち寄りたくなる店がある。心斎橋で途中下車し今回も目指すは「金龍ラーメン」である。

初訪問の道頓堀店へ

 「金龍ラーメン」を初めて食べたのは16年前の2006年。往時の趨勢だったか、道頓堀に来たら、「金龍ラーメン」と「大たこ」は抑えときましょう、といった触込みから訪れたはずだ。道頓堀店(大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-26)は今回が初めてだと思う。

道頓堀店(2022.11.1訪問)

 1982年(昭和57年)に御堂筋店を皮切りに開業し、相合橋店(本店)、戎橋店、道頓堀店、難波千日前店と、現在は5店舗を構える大阪ミナミを代表する老舗ラーメンチェーンとして知られている。

小細工無しの一品勝負

 金龍ラーメンのメニューは、「ラーメン」「チャーシューメン」の2種類と非常にシンプル。先に食券を買ってオーダーするスタイルで、券売機に4つのボタンがあるのは、この2種類が日本語と英語であるためだった。

 軒先から漂う豚骨ならではのクセのある匂いとは裏腹に、豚骨と鶏ガラスープが合わさったあっさり目の豚骨ベースの醤油味で、そこにストレートの自家製中細麺が合わせられた、ライト豚骨醤油と言えるだろう。

「ラーメン」800円(税込)を注文

自分好みの最適な味変を楽しめる

 最初のスープの一口目は、油断すると「あれ?薄くね?」と思わせるものの、具材のチャーシューや丼をかき混ぜつつ、卓上にあるセルフサービスで提供されているキムチ、ニラ、きざみニンニクなどを加えていくことで、自分好みの最適な味変を楽しめる。ちなみにどれも好きなだけトッピングが可能だ。

 大阪ミナミを代表する老舗に相応しい実直な豚骨ラーメン、癖になるような、王道を感じさせる完成された一品だ。正に”Amazing Meal”の名に相応しい。

特色ある店構えとこだわり

 味に惚れている身としては蛇足になるが、道頓堀店は、この上なく人通りが多い場所に店舗を構えていながら、半分屋台のような造りに、座席が畳式となっている。ほとんど外で食べている感覚なので、雨の日はどうなるのかな?とは思いつつ、なかなか風情があって良い。

 派手な外装(龍が店外に飛び出ている造り)が大阪ならではを味わっている感じもあり、24時間営業によるいつでも食べに行けるという安心感も嬉しい。大阪を訪れた際にはまた立ち寄ること請合いだ。