普段使いの電子マネーといえば、筆者の場合は断トツで「モバイルSuica」になるのだが、Suicaで決済した際にポイントが貯まったりしないんだっけかな?と素朴な疑問が浮かんだことを契機にして、衝撃の事実を知ることになる。なんと電車に乗っているだけで無意識にポイントが貯まっているではないか!
本稿では、筆者にとってはメリットしかない「JRE POINT」について記載する。
いつの間にかポイントが貯まっている!
JR東日本が運営しているポイントプログラム「JRE POINT」サイトに久しぶりにアクセスすると、何と・・・!
15,000ポイント(1pt=1円、15,000円相当)以上が貯まっていることが分かる。はて、何でこういうことになっているのか調べていくと、2019年10月1日より乗車ポイントなる仕組みが開始されていることが分かった。
なんとコロナ禍以前の3年も前から開始されているではないか、これは周知の事実なのか?(驚いているのは筆者だけなのだろうか?)
乗車ポイントなる仕組み
この画期的な仕組みは、在宅勤務が増え通勤定期券と縁がなくなった筆者に関係するところでも、大きく二つのメリットがある。
- 在来線乗車ポイント
モバイルSuica決済でJR東日本の電車に乗車することで、50円ごとに1ポイント貯まる。 - リピートポイントサービス
モバイルSuica決済で同じ運賃を支払って繰り返し乗車した場合にポイントが貯まる。同一月内に同じ運賃を10回支払うと運賃1回分がポイント還元され、同一月内に同じ運賃を11回以上支払うと運賃の10%相当がポイント還元される。
少しややこしい仕組みはどうであれ、「JRE POINT」サイトにて利用するモバイルSuicaを登録しておきさえすれば、あとは日常の無意識の中で淡々とポイントが加算されていくことになるのだ。
今月は会社に出勤する回数が少なかったため、同一運賃区間10回以上の乗車は叶わなかったようだが、乗車ポイントはコツコツと加算されている。
鉄道会社ならではのJRE POINT
「JRE POINT」はモバイルSuica決済にて、駅ビル(LUMINE、グランスタ、アトレ、エキュート、グランデュオ、ペリエ、シャポー等)や、駅売店(NewDays、KIOSK、ホームにある自販機等)で買い物することで、税抜200円(一部は100円)毎に1ポイントが貯まる。
過去には、新幹線往復予約でよく利用した「えきねっとポイント」やSuica利用で貯めた「Suicaポイントクラブ」などの系譜を持つ「JRE POINT」。ただ何と言ってもやはり、本業の鉄道への乗車(しかも在来線)でポイントが付与されるということが素晴らしい。普段からJR東日本に乗車することがある人ならば会員登録しておいて全く損は無いだろう。