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日常生活でdポイントを貯めるということ(d払いのすすめ )

 dカードをメインカードとした生活において、dポイントの仕組みの恩恵に最も預かれるためには、どのような支払い方が有効なのかを検証する。ポイント制度というのはとかく分かりづらく、dポイントについても例外ではないが、庶民は四苦八苦しながら読み解いて、実生活に利する努力をするのである。

dポイントカードを必ず提示する

 dポイント加盟店では、支払時に事前にdポイントカードを提示することで、ポイントが還元されるので、必ず提示要だ。
 dポイントクラブでは前月までに獲得したポイント数によってランク分け(5つ星~1つ星)され、ランクによってdポイント加盟店でのポイント還元倍率が変動する。筆者の場合は常時5つ星ランクが維持されているので、通常の2.5倍の2.5%がポイント還元される。

支払い方で変わるポイント還元率

 電子決済はこれまで、モバイルSuicaを常用としてきたところだが、これは全く得策ではなかった。NTTドコモの電子決済サービスである、d払いとiD、加えてdカード払いと比較する。

筆者に必要な要素を抽出した、支払い方別のポイント還元率比較表
  • モバイルSuica支払いでは、dカードからのチャージにポイントが還元されないため、dポイントカードの提示分しか還元されない(これまではずっとこの支払い方だったわけだ・・・)。
  • iDには独自のポイントプログラムは無く、iDに紐付けてあるクレジットカードのポイントのみが貯まる仕組みとなっているため、dカードで支払う場合と同等のポイント還元になる。
  • 最もポイント還元率が高くなるのは、d払いだ。
    (1)支払時にdポイントカードを提示し、(2)d払いで支払い、(3)dカードで引き落とされる、所謂ポイントの三重取りというパターンである。

還元率に差を生むd払いのステップボーナス

 d払いのポイント還元には三つの要素があって、その中の「d払いステップボーナス」という仕組みが、iDやdカード支払いとの差を生む要素になる。前月のd払いの回数によって還元率が上下するわけだが、月20回以上の支払いで+0.5%が加算される(ほぼ毎日コンビニに行く筆者としては月20回は無理のない日常の数値だろう)。
 ステップボーナスで付与されるポイントは、プログラムポイントという有効期限が2ヵ月のポイント(通常のポイントの有効期限は48ヶ月)となるが、日常で頻繁にポイントを利用するサイクルにあるので全く問題ないだろう。

コンビニではd払いでいこう

 これまでファミリーマートでは、Tポイントカードを提示していたところだが、この認識も古い。ファミリーマートは既にdポイント加盟店になっており、ローソン同様これからはd払いによるポイントの三重取りでいける(セブンイレブンではd払いは可能だがdポイントカードは使えない)。

 ちなみに、ローソンでは、16:00以降(~23:59まで)だと、dポイントカード提示のポイント還元率が、通常の2倍(200円で2ポイント)となるようだ。

 モバイルSuicaやiDは、スマホを物理的にかざすだけで決済が完了する点が利便性において勝るのだが、ポイント還元率では劣る。d払いはQRコード決済であるためスマホでアプリを立ち上げるという手間はかかるが、そこは目をつぶることにしよう。

 また、加盟店によっては、iDやdカードの特約店となっていて、特別にポイントが付与される場合もあるようなので、その場合には、iDやdカードで支払った方がお得な場合も出てくる可能性はある。コンビニを始めとする一般的な加盟店での標準仕様として理解しておくこととしよう。

ややこしいにも程がある

 余談に近いが「d払い(iD)」という、「d払い」なのか「iD」なのか名称からしてやたらややこしい支払い方も存在する。
 これは、電話料金との合算請求により後払いが可能になる仕組みなので、d払いアプリで設定し、d払い基本還元(0.5%)は付与されるものの、dカード決済ポイント還元は無く、「d払いステップボーナス」が適用されるのかも不明だ(散々調べたがドコモのサイト上では解からなかった)。「d払いステップボーナス」が適用されたとしても、それでようやくiDやdカード支払いと同等の還元率となるものだ。
 スアホのアプリを立ち上げる必要がない利便性はあるが、dカードに紐付いた「iD」利用で代替出来る。「d払い(iD)」はクレジットカードを持たないユーザー向けの、筆者には縁のないサービスというのが結論だ。