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2nd Life from46

結論、一体型PCを買うならDELL Inspironオールインワンで決まりだ!

 11年半にも及ぶ月日を共に歩んできた「東芝 REGZA PC」も、いよいよ動作パフォーマンスが怪しくなってきて、とても快適とは言い難い状態になってきたため、新PCを購入することにした。歴代の愛機を振り返りつつ、今般「DELL Inspiron 24 オールインワン」を購入に至った決め手について書き留めておこうと思う。

 思えばこの11年半というITテクノロジーの進歩著しい時代にあっても、このPCで、数々の色んな資料を作って、色んな記録を残して、色んな写真を加工して、色んな人達とやりとりして、山形や仙台での単身赴任時でもいつも自分の部屋の中で確固たるポジションを占め、生活の中心に位置していた。一抹の寂しさはあるものの、過日の「Private Time」の考察で、多くの時間を費やしていることが判明した「PC環境」を快適化することにした。

一体型(オールインワン)パソコンのメリット

 筆者のオールインワンパソコンとの出会いは、社会人一年目のボーナスで初めて自分のお金で購入した「Gateway PROFILE」に遡る。創業者の家が牧場を営んでいたことから、白黒の牛柄模様をトレードマークに、今で言う、直販によるBTO(Build To Order)方式で当時流行りを見せていた米企業のGatewayのパソコンである(購入時同梱されていた牛柄模様のマグカップは今だに家で使っている、物持ちが良いにも程がある・・・)。

 コンパクトにまとまったそのデザイン性とその見た目が、部屋の中心に位置するインテリアとしてしっくりくる、のはこれまでの長い生活の中で定着しているところであり、省スペースと合わせて、配線コード類が最低限で済み、配線によるごちゃごちゃ感が無いのも良い。ある程度のディスプレイサイズを確保出来るのも快適さには欠かせない。今回買い替えることになった現在の7代目の愛機「東芝 REGZA PC」もオールインワンパソコンである。

一体型(オールインワン)パソコンのデメリット

 世の中の通説で言われているオールインワンパソコンのデメリットといえば、コンパクトな作り故の、パーツ間の隙間が少なくなることで、排熱がしにくい作りとなり内部に熱がこもってしまうことで、故障に繋がりやすいというものだが、前述のように11年半も使えていたことを思うと筆者の使い方や配置している環境であれば心配しなくて良さそうだ(さすが東芝製品ということなのかもしれないが)。

 また、一般的なデスクトップパソコンに比べて、パーツ間の隙間が少ないコンパクトな作り故に、メモリの増設等の拡張性には劣るが、これはノートパソコンにも言えることで、マシンの改造等の意欲はない筆者にとっては何も問題はない。

歴代の愛機

 大学生時代の就職活動前くらいに父親のお下がりを使い始めた初代のパソコンから、3代目と4代目は会社のノートパソコンを自宅でサブ機的に使用していた(自分で購入していない)ので除外して、今回購入した最新機までを一覧してみたところ、6代目の「ソニー VAIO PCG-286N」がWindows Vistaであったことが災いしてなのか、ストレスフルな動きであった以外は良好で、中でも7代目の「東芝 REGZA PC」が断トツで使い勝手も良くスーパーだったことを再認識するに至る。

歴代愛機(PC)比較一覧表

DELL Inspiron 24 オールインワン」の決め手

 凋落と言われて久しい日本メーカーを応援する意味でも、日本製(日本のメーカー)が最初の選択肢にあったが、「REGZA PC」の東芝はとっくにPC事業から撤退してしまっているし、シャープ傘下に移った「dynabook」ブランドもノートPCに特化してしまっている。ソニーは前機の「VAIO」が「Windows Vista」のせいだったのかもしれないが、全く快適ではないマシンだったので対象外として、最近流行りの直販メーカーのマウスコンピューターにも一体型PCのラインナップはなく、選択肢としては富士通「ESPRIMO」の一択となってしまう。

 PC性能の基本となる下記の点は、現在販売されているパソコンであれば標準仕様とされているので、あまり違いは見られない。

 なので、筆者のこだわりとしては、

  • デザイン性(自身が気にいるかどうか)と白色であること。
  • ディスプレイが、現在の愛機(21.5型)以上であること。ディスプレイは大きい方が良いのだが、27型だと一般的にはデスクの奥行が60㎝以上はあった方が望ましいようなので(筆者のデスクは奥行45㎝なので・・・)、24型に落ち着く。
    また、現在会社から貸与されて利用しているノートPCがタッチパネルで使いやすいので、タッチパネルにしてみたい。
  • 今後在宅勤務でも使用する可能性があることから、カメラとHDMIケーブル端子が内臓していること。
  • 私生活においても、ExcelPowerPointで作業することが間々あるため、Microsoft Office Home & Business 2021(Word、ExcelPowerPointOutlook)を具備した値段で料金比較をすること。
  • 旧来のデジタルビデオカメラやデジタルカメラをまだ使用しているので、SDカードリーダーがあった方が良いこと。

 といったところで、最終的に4機種に絞り込み。

絞り込みの最終段階(4機種)

 MSi(台湾)は、Intel Core i7で白色無し、富士通(日本)は、タッチパネル無し、で他機種より優れているという機能もなかったため、DELLとHPの一騎打ちに。興味ついでに両社の基本事項をリサーチする。

  • デル・テクノロジー
    創業、創業者:1984年(テキサス州)、マイケル・デル
    売上高:約942億$(約12兆5,000億円、2021年度)
  • ヒューレット・パッカード
    創業、創業者:1939年(カリフォルニア州)、ウィリアム・ヒューレット、デビッド・パッカード
    売上高:約634億$(約8兆4,000億円、2021年度)
    富士通の同年度売上高:3兆5.868億円)

 HPの方が、CPUの能力とストレージ容量で上回り魅力的ではあったものの、DELLのPCはこれまで2台使用してきた実績があるがHPは無いこと、内なるデザイン的なインスピレーションがDELLを推していたこと、グラフィックスの性能が勝ること、SDカードリーダーがあること、値段が2万円程度安いこと等から、「DELL Inspiron」に決着する。

設置完了した8代目新PC「DELL Inspiron」

 これからは、対7代目比較で言えば、CPUの処理速度(クロック数)の単純比較で、3倍以上(1.5GHz→4.7GHz)、マルチコア数で5倍、スレッド数で6倍(2コア2スレッド→10コア12スレッド、並行処理能力向上)、キャッシュの容量で6倍、(2MB→12MB、CPUの速度を活かす能力向上)の8代目のこの新PCとわくわくした生活を共に歩んでいこうと思う(ペットばりの思い入れの書き様だ・・・)。