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6回目の普通自動車第一種運転免許更新と、千葉県の交通事故状況と

 平成11年に普通自動車第一種運転免許を取得してから、6回目の更新となった今回の免許更新、いつものように千葉運転免許センターへ向かう。

千葉県は交通事故死者数でワースト4位

千葉運転免許センター(千葉市美浜区

 千葉県は全国の都道府県の中で、交通事故死者数:124人でワースト4位(全国に占める割合:4.4%)、交通事故数:13,223件でワースト9位(同:4.8%)と交通法規の順守と安全運転の啓蒙にもっと力を入れなければならないとされている県となっている(数値は令和4年)。

 ちなみに、交通事故死者数のワースト5は、下記の通り。
(参照)総務省統計局、道路の交通に関する統計(e-Stat)https://www.e-stat.go.jp/

  1. 大阪府:141人
  2. 愛知県:137人
  3. 東京都:132人
  4. 千葉県:124人
  5. 兵庫県:120人

人口あたりの交通事故死者数

 とは言うものの、人口の多い大都市圏が交通事故死者数も多くなるだろうから、人口あたりの交通事故死者数(交通事故死者率=交通事故死者数÷人口)を計算してみると、下記の通りとなった。
(参照)総務省統計局、住民基本台帳に基づく人口(e-Stat)https://www.e-stat.go.jp/

  1. 岡山県:0.0039%(74人、10万人に3.9人程度の割合)
  2. 岐阜県:0.0038%(75人、10万人に3.8人程度の割合)
  3. 高知県:0.0037%(26人、10万人に3.7人程度の割合)
  4. 香川県:0.0036%(35人、10万人に3.6人程度の割合)
  5. 福井県:0.0035%(27人、10万人に3.5人程度の割合)

 この考え方だと、千葉県:0.0020%(124人、10万人に2.0人程度の割合)で38位と平均を上回るように見えるが、47位の東京都、46位の神奈川県、45位の埼玉県と首都圏の各都県が上位3つを占めていることに鑑みると、やはり悪い。

交通事故による被害とコロナによる被害との比較

 コロナ禍中のコロナ対策に対する賛否の中で、コロナによる被害と交通事故による被害が比較して話される場面がたまにあった記憶があり、この際その数値も比較して頭に入れておこうと思う。
(参照)NHK厚生労働省集計データ https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/pref/chiba.html

 2020年の1月からコロナが5類に分類される2023年の5月までの数値が公表されているのでその数値を参照すると、千葉県におけるコロナによる死者数は 3,944人(3年間として年換算すると、1,315人)、コロナ感染者数は1,475,355人(同、491,785人)。

 千葉県における人口あたりの率(年換算)は下記の通り。

  • 交通事故死者率:0.002%
  • コロナによる死者率:0.02%(交通事故死者率の10倍)
  • 交通事故率:0.21%(交通事故死者率の100倍)
  • コロナ感染者率:7.8%(交通事故率の37.2倍)

 交通事故で死に至る確率は、コロナ罹患により死に至るケースの1/10で、交通事故に出くわす確率は、コロナに罹患する確率の1/3を下回る、ということのようだ。

 コロナもだいぶ一般的(周囲の罹患経験者も多くなってきて、重症化しないケースの方が多数を占めるような状況)になってきて、交通事故との数値比較で何かが言えるものでもないことが分かったが、毎年500人に1人程度の割合で交通事故が起きていることを意識して、主に運転するエリア(千葉県及び東京都)が危険度の高い区域だと認識する必要はある。

運転免許オンライン更新時講習モデル事業

 今回の更新時の講習で知ったのだが、令和4年2月から、免許証の更新の際の優良運転者の利便性の向上等を図るため、北海道、千葉県、京都府、及び山口県の4道府県でオンライン優良運転者講習モデル事業が試行的に開始されており、この10月2日からは、優良運転者に加え、一般運転者もオンライン講習が受講できるようになっているとのこと。
 免許証の更新手続では、講習(優良運転者講習で30分、一般運転者講習では1時間)を受講する必要があるが、その講習を事前に専用サイトで受講することが出来るというもの。ただし、当日の講習の受講が不要になるだけで、これまで通り運転免許センター等での諸手続は必要。次回はオンライン講習にしようかな。