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2nd Life from46

人間ドック:日常の喧騒から解放される年に一度の心身のリフレッシュタイム

 予防医学の観点から、自覚症状が無く普段気付きにくい疾患や臓器等の健康度等をチェックする人間ドック。28歳で初めての人間ドックを受診してから、16回目となる今年は、検査項目の基準値に当てはまらず(主に超過)、検査報告書で「C(要経過観察)」とか「D(要再検査、治療)」と評価される、腎機能項目の「尿酸」と「クレアチニン」、及び、脂質項目の「総コレステロール」と「中性脂肪」にフォーカスして振り返る。

オークラアカデミアパークホテル

 昨年に続き今年も、木更津にある「かずさアカデミアクリニック」にて受診する。初めての人間ドックで胃カメラを初体験したのもここで、ここでの人間ドックは今回で4回目になる。

 オークラアカデミアパークホテルに隣接しているクリニックで、宿泊はオークラ、食事もオークラの洋食、中華が堪能できる。

 30代までは概ね2年に1度、40歳からは毎年受診している人間ドックだが、参考書買って勉強した気分になるのと同じように、受診しただけで満足してしまっている感があるのは、筆者も例外ではない。検査結果を理解して、日頃の生活に何かアクションを生じさせることで、ドックを活かしきれているということになるのだろうことは頭では分かっているので、今回は振り返りを実施しよう。

ちょっとしたコース料理が提供される(初日の夕食:洋食レストラン カメリア)。

 健康度のチェックという本来の目的はありつつも、日頃の喧騒から離れて、日常と断絶した時間を一人で過ごせることの方に、年々価値を見出している感が強い。だから人間ドック前はかなり愉しみな気持ちになっている。洋食ではパンをおかわりし、中華ではご飯をおかわり、夕食にはビールを付けたりして、人間ドックを履き違えている感がチラつくのはそうした背景もあり仕方がない。

オークラアカデミアパークホテルの格調高く見えるエントランス、気分がアガる。

尿酸とクレアチニン

 尿酸もクレアチニンも血液中の老廃物で、過剰摂取や腎臓の排出力低下で値が上昇する。痛風、尿路結石、腎機能障害に繋がっていくことからアラームされる。クレアチニンは、筋肉のエネルギー使用の後に出る老廃物なので、筋肉量が高いと高くなるとのこと。

 痛風も尿路結石も筆舌に尽くしがたい痛さだというし、腎臓の血管は非常に細くて脆く、一度ダメージを受けると不可逆的で元には戻らない、という。後で治すといったことが出来ないから生涯をかけて大事にしていかないとならない臓器だ。

「尿酸値」と「クレアチニン値」の入社以来の推移

 尿酸値もクレアチニン値も年齢と共に上昇しているわけではあるが、途中の単身赴任時代にクレアチニンの数値が低下しているのは、一般的な感覚からすると単身赴任で食生活が乱れがちになることを考えると、何故だろう・・・。

 それ以前の本社時代の、仕事か飲み会で毎晩に近く帰宅が0時を回った後という生活から解放されたというのもあるのだろうが、週に数回は温泉に浸かっていたという生活の影響のような気もしてくる。

コレステロール中性脂肪

 血液中の脂肪の状態を数値化する総コレステロール値と皮下脂肪の主成分である中性脂肪値。いずれも基準値を上回って多過ぎると、脂質異常症とされ、動脈硬化に繋がっていくことからアラームされる。少な過ぎても駄目で、丁度良いバランスを保つことが良いとされている。

「総コレステロール値」と「中性脂肪値」の入社以来の推移

 こちらは、年齢と共に確実に増えていっていることが顕著である。中性脂肪が2桁だった時代もあるのか、と隔世の感有り。

 人の体については、180度異なることが正解と語られることが溢れていて、人の体そのものが超複雑怪奇な仕組みであるが故に、知識を得ることは大事である反面、原因が何かを特定することはほとんど不可能なことも多いと思え、何を信じるか、信じないか、はとても難しい。いっそ、プラセボ効果を狙って自身が信じることを全うすることこそが大事な気もしている。

 体に良かれと思って現在実施していることと言えば、

  • 朝食は食べない(必要十分以上に食べていることが確実なため)
  • ココナッツ飲料を飲む、ココナッツオイルを使う(昔の南の島には癌を始め臓器疾患が少なかったという話に惹かれたため)
  • コーヒー(ブラック)を飲む(血糖値を上げず、抗酸化作用があるという話に惹かれたため)

 の三つくらいだったかと思うが、人生100年時代に体そのものが着いていけるように、これから腎臓を労わることと、脂質異常にならないことについて色々と調べていこうと思う。

インドネシア産マンデリンG1をサイフォンで(倉式珈琲店イオンモール木更津店)。